12月議会討論 教育基本法  
           賛成討論  野口りえ子


 請願第 8号 教育基本法改正につての意見書の提出を求める請願に反対し、請願第10号 教育基本法の理念を生かすことを国に求める請願書および、請願第11号 「教育基本法の「改正」を行わず、教育基本法にもとづく施策を進めることを求める意見書」を国および関係機関に提出することを求める請願に賛成の立場で討論いたします。

 教育基本法は平和で民主的な日本をつくることを定めた憲法の、その理念を実現するために、「人格の完成をめざし、平和的な国家及び社会の形成者として、真理と正義を愛し、個人の価値をたっとび、勤労と責任を重んじ、自主的精神に充ちた心身ともに健康な国民の育成を期して行われなければならない。」と、目的をうたっています。
 しかし、今の日本社会はどうでしょうか。「平和的国家及び社会」をつくろうとしているでしょうか?日本政府は憲法9条を無視し、平和を守る立場をかなぐり捨て、アメリカが起こした大義のないイラク戦争へ自衛隊を派兵させ、駐留期限をさらに延長しました。日本を戦争する国へと変えようとしています。
 また、「心身ともに健康な国民の育成を」行なわなければならないはずが、受験競争に子どもたちを追いやり、ゆとり教育と言いながら、学習内容はそのままに週5日制としたため、塾通いが増え、更にゆとりをなくしています。
 子どもの権利が保障されているとはいえず、子どもたちの苦しみが、相次ぐ痛ましい事件や、今なお多い不登校や登校拒否、いじめや学校崩壊などの形となって現れています。
 こうした状況を、国連・子どもの権利委員会は「極度に競争的な日本の教育制度が子どもたちの発達のゆがみを起こしている」(2004年)と勧告しています。
 取手市においても、教育委員の2議席が空白という重大な問題が起きています。財政難を理由に、今年度の当初予算で教育費を大幅にカットし、混乱が起きました。教育実態は教育基本法とは大きくかけ離れています。
 今こそ、国はもちろん、市においても教育基本法の理念の生かされる、教育の充実こそが求められています。このすばらしい教育基本法をなぜ変えようというのか。
 「教育基本法改正促進委員会」の設立総会で、挨拶に立った代議士は、「お国のために命を投げ出しても構わない日本人を生み出す。お国のために命をささげた人があって、今ここに祖国があるということを子どもたちに教える。これに尽きる。」また「お国のために命を投げ出すことをいとわない機構、つまり国民の軍隊が明確に意識されなければならない。この中で国民教育が復活していく。」と発言しました。ここに改正をしようとする人たちの意図があるのです。
 義務教育9年の議論も出されましたが、今最大の問題は教育基本法が定めている教育をいかに実現していくかが求められているのです。
 教育基本法を変えたいという勢力の真意をきちんと見ぬき、日本を二度と戦争する国へと向かわせないよう憲法を守ると同時に、教育基本法をしっかり守り、実践させていくことが大切であることを述べまして、

請願第 8号に反対し、請願第10号と、請願第11号に賛成、合わせて、意見書案第 8号に賛成討論といたします。
 子どもたちや孫たちの未来が平和であるように願うみなさんの心に訴えるものです。

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